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親の願い

毎年毎年、親から届く年賀状には
「無理せんとボチボチやりや」と、父親の達筆すぎる字で、そう書いてある。

私は高校を卒業してから今まで、
大学こそ進学していないながら
自力でなんとか
恋愛も
仕事も
自由とか
友達とか
掴み取ってきたように感じていた

でも毎年毎年
「無理せんとボチボチ」という親からの言葉の前に
認めてもらえない自分をつきつけられてしまう

娘は
社会的な価値でなく
結婚して
子供を産んでこそ認められる
その呪縛からどうしても抜けられないのだ

仕事を認められることでなく
子供を産んで育て
旦那さんの世話をすることが
女の仕事

旦那の実家に行けば
「孫は…」という無言の圧力
親の願いは子供の結婚なんかではなく
そこからまだまだ先があるのだということを思い知らされる

どれだけ頑張っても
誰にも認めてもらえない

仕事をする女は孤独です



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